『イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘』コメント

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舞い上がる放射性の粉塵。それは一方では毒、そして一方では莫大なお金に結び付けられている。 人間の欲望が放射能にまみれる現場を見よ。
鎌仲ひとみ(映画監督『ミツバチの羽音と地球の回転』)

原子力利用は、核分裂反応を起こさせる前に、
鉱山でウランを掘り出す段階から放射能汚染と被曝を引き起こす。
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)

核燃料は、まず鉱夫を被ばくさせ、地域の人々と自然を侵し、
原発で地球汚染を生み、最後に未来永劫の核のゴミとなる。
その穴を掘って埋め戻すが如き愚行が繰り返されるのだ。
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)

原発そのものよりも、最も川上のウラン産出が持つ構造的犯罪、不可視のテロをよく描き出している。原子力発電問題の視野を拡大してくれる貴重な映画だ。
三島憲一(社会哲学者)

日本で受ける原発の電気の恩恵は、海外のウラン鉱の地にたまり続ける
絶望的な量の放射性の土砂や汚泥と引きかえなのだ。
藤村 陽(神奈川工科大学教授)

ウラン鉱の埃の向こう側にある不透明な未来。
生活と一時の利益のために失われる命。
原発事故後の私たちこそ観るべきではないか。
田中 優(未来バンク事業組合理事長