性犯罪防止プログラム

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声なき叫び ★公開当時の紹介記事はこちら ★角田由紀子弁護士によるトーク概要レポートをアップしました。

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監督: アンヌ・クレール・ポワリエ
1978年|カラー|96分|カナダ|日本語字幕版

第32回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品

実話に基づいて書かれた『スザンヌの物語』をベースに作られ、強姦がいかに女性の心身を傷つけるものであるかを訴えた劇映画。看護師のスザンヌは夜勤を終えて帰宅する途中、見知らぬ男にトラックに連れ込まれて強姦される。被害を訴えると医者の検診があり、証拠写真を撮られ、更に刑事には微に入り、細にうがって尋問された。加害者にされたようで、スザンヌは一層傷つく。このスザンヌの物語に、ニュースフィルムが挿入される。戦場での性暴力。また、法廷を模した場面では、父親に強姦された娘を始めさまざまな女性の訴えにより、闇に葬られる強姦を引きずりそうと訴える。カナダでは劇場公開後、学校用教材としても活用された。日本では1982年、東京で女性グループにより自主公開され、性暴力を真正面から取り上げた初の映画として大きな話題となった。その後、上映運動は全国規模で広がり、全国500か所以上で上映会が開催された問題作である。本作の上映運動は、日本における性犯罪理解の大きな契機をつくった。

価格: 50,000円(税抜) (税込・上映権付き 〔学校・団体など公共利用に限る〕)

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35年経っても古くない!?
『声なき叫び』からすでに35年が経った。カナダは、この映画から5年後に刑法・強姦罪の規定を新しい考え方で刷新した。強姦罪改正は、1970年代後半から1980年代にかけて欧米の女性運動の重要なテーマであり、それらの国々では女性主導で古色蒼然たる強姦法が改正された。この映画で語られる状況はいまのカナダの話ではないにもかかわらず、日本の女性たちにとっては、今の問題の告発であり続けている。このことに驚き、がっかりする。35年の間、わたしたちの社会は止まったままだ。『声なき叫び』を見ると、日本が国際的にいかに遅れた孤立した国であるかが、実感できる。日本の現状を知って、私たちのなすべきことを認識し、改善のために行動する時がきているのではないか。

―――角田由紀子さん(弁護士)

角田由紀子 つのだ ゆきこ
東京弁護士会および日本弁護士連合会の女性の権利に関する委員会の委員を務め、女性の権利に関わる事件、中でも性暴力事件については被害者の側に立った弁護活動を多く行っている。1992年、8人の女性によるドメスティック・バイオレンス調査研究会を設立し、日本で始めての実態調査を行った。著書に「性の法律学」(199年/有斐閣)「性差別と暴力」(2001年/有斐閣)など、共著書に「女性・暴力・人権」(1994年/学陽書房)「ドメスティック・バイオレンス」(1998年/有斐閣)などがある。

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