陶酔!ヘルツォーク

上映作品
「小人の饗宴」 「アギーレ/神の怒り」 「ストロチェクの不思議な旅」 「ノスフェラトゥ」 「ヴォイチェック」
「フィツカラルド」 「コブラ・ヴェルデ 緑の蛇」 「キンスキー、我が最愛の敵」

上映日程
京都 京都みなみ会館…3月16日(土)~3月29日(金)

★「新装改訂版 解凍!ヘルツォーク」 販売価格1000円
(執筆:武田花/瀬川裕司/滝本誠/秋山令子/村山匡一郎/八木忠栄/とちぎあきら/西嶋憲生/佐藤友紀/
河原晶子/樋口泰人/山形浩生/川本三郎/秋山令子/井土紀州/明石政紀)

書店では販売致しません。

★11月に東京ドイツ文化センターで行われたトークショーの様子をアップしました。
11月7日:入江悠さん(映画監督)
11月8日:瀬川裕司さん(明大教授)
11月9日:柳下毅一郎さん(映画評論家)

ヴェルナー・ヘルツォーク Werner Herzog

1942年9月ドイツ生まれ。スジガネ入りのフリーターだった父親のもと、ドイツ南部を転々として電話も知らない少年時代過ごす。『カスパー・ハウザーの謎』(1974年)でカンヌ国際映画祭審査員特別賞、『フィツカラルド』(1982年)で同監督賞受賞。『ミスター・ロンリー』(2006年/ハーモニー・コリン監督)などでは俳優としても、『ローエングリン』(198年バイロイト音楽祭にて公演)や『忠臣蔵』(三枝成彰作曲・島田雅彦脚本1997年)など数多くのオペラも演出。米国テキサス州の刑務所で服役中の死刑囚にインタビューしたドキュメンタリーOn the Death Row(2012年)完成させた後、現在は、主演にナオミ・ワッツを配して、イラク建国に深くかかわったイギリス女性ガートルード・ベルについての劇映画Queen of The Desertに取り掛かっている。

■■上映作品紹介■■

「小人の饗宴」

1969/1970年・96分・日本語字幕付き
出演:ヘルムート・デーリング
人里離れた施設で所長が留守の間に日頃のうっぷん晴らしで始まった、ひたすらアナーキーなドンチャン騒ぎ。ラスト近く、足を痛めたラクダを見て笑い続けるシーンが脳裏に焼き付く。衝撃的な内容に物議を醸したが、世界のアートシーンに与えた影響は計り知れない。ヘルツォークは「ニワトリが恐ろしいと示したのは私が最初です。ニワトリには硬直している愚かさがあります。私は悪魔の存在は信じませんが、愚かさだけは信じます」と語っている。

「アギーレ/神の怒り」

デジタル・リマスター版
1972年・93分・日本語字幕付き
出演:クラウス・キンスキー
16世紀、アマゾンの奥地に黄金郷を求めたスペイン探検隊の実話が原作。アンデス山脈の最後の峠を越えたところで、厳しい自然に阻まれ食料も底をついてしまい、探検隊は内部崩壊してゆく・・。実際の撮影も困難を極め、撮影スタッフが運んだのは、重い撮影機材や自分たちの食糧だった。そのような厳しい自然条件下での撮影は画面に緊迫感を出すのに成功。キンスキーの狂演に誰もが言葉を失った。『タイム』誌が選ぶ<歴代映画100選>の1本に選出!

「ストロチェクの不思議な旅」

デジタル・リマスター版
1976年・108分・日本語字幕付き
出演:ブルーノ・S エーファ・マッテス
ストロチェクはベルリンの刑務所出所後、共同生活をするエーファと老人シャイツと共に、エーファの情夫の脅迫から逃れて、金持ちを夢見てアメリカに渡る。だが、コトはそうは簡単に進まなかった。ストロチェクを演じるのは『ガスパー・ハウザーの謎』のブルーノ・S、エーファには名優エーファ・マッテス(「ドイツ・青ざめた母」)。

「ノスフェラトゥ」

デジタル・リマスター版
1978年・103分・日本語字幕付き
出演:クラウス・キンスキー イザベル・アジャーニ ブルーノ・ガンツ
ムルナウ監督による世界映画史に残るホラー映画の古典『吸血鬼ドラキュラ』(1922年)のリメイクに挑んだ、ヘルツォークとキンスキー。ドイツとルーマニアを舞台に繰り広げられる背筋の凍る物語。白塗りのドラキュラ伯爵の迫力と、イザベル・アジャーニの美しさは他の追随を許さず、画面に漂う妖しさには息をのむ。『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー~最後の12日間~』の名優ブルーノ・ガンツが、アジャーニとカップルを演じているのも見もの

「ヴォイチェック」

デジタル・リマスター版
1979年・81分・日本語字幕付き
出演:クラウス・キンスキー エーファ・マッテス
妻と息子のいるドイツの一兵卒ヴォイチェックのアタマには、しょっちゅう、不思議な声が響いていた。その声に導かれるように彼は・・・。
原作は19世紀に、23歳で亡くなった天才ゲオルク・ビューヒナーによる未完の小説。

「フィツカラルド」

デジタル・リマスター版
1981/1982年・約157分 157分・日本語字幕付き
カンヌ国際映画祭監督賞受賞
出演:クラウス・キンスキー クラウディア・カルディナ―レ
19世紀末ブラジル。稀代のテナー、エンリコ・カルーソーを聴いたフィツカラルドは、感
激のあまり自分の暮らす奥地にオペラハウスを建てようと決意。多額の建築資金捻出のた
めに彼はとんでもないことを始める・・。ヘルツォークは映画の為に19世紀風の蒸気船を
建造。完成に4年を要した。監督と互角で渡り合ったキンスキーはフィツカラルドになり
きり、大女優カルディナ―レと呼吸もぴったり。船の山越えシーンが伝説になった途方も
ないスケールの映画!

「コブラ・ヴェルデ 緑の蛇」

デジタル・リマスター版
1987年・約110分・日本語字幕付き
出演:クラウス・キンスキー
19世紀初頭のブラジル。フランシスコは、農園主の三人の娘全てをお手付けにしたため、アフリカに飛ばされ奴隷商人コブラ・ヴェルデとなるが、革命で勲功を挙げアフリカ総督になる。だが、栄華は続かず、首に懸賞をかけられる身に。果たして彼の運命は・・・。

「キンスキー、我が最愛の敵」

1998/1999年・95分・日本語字幕付き
出演:ヴェルナー・ヘルツォーク クラウス・キンスキー クラウディア・カルディナ―レ イザベル・アジャーニ エーファ・マッテス
10代の一時期、同じ下宿で暮らしたことのあるヘルツォークとクラウス・キンスキー。本作は二人のコラボによる5本の映画製作中のエピソードを中心に展開する。ご機嫌斜めのキンスキーに殴りつけられた人や、銃をぶっ放された人も。エキストラから<キンスキー殺し>を持ちかけられたヘルツォークは「断るのではなかった」と後悔しながらも、「私たちは互いに惹かれあっていた」と複雑な心境を語る。強烈な二人の長年にわたる愛憎は常人の理解を超える。

<特集上映一覧へ戻る>